11月11日、関西テレビの「旬感LIVE とれたてっ!」に生放送出演しました。
今回のテーマは「お葬式」
最近の葬儀事情、葬儀費用、家族葬、等いつもの構成。
ひとつ大きく異なるのは、新しい葬儀の形として「施設葬」が取り上げられたことでした。
亡くなる場所は、20年前までは病院が80%でしたが現在は65%程度まで下落。老衰を死因とする場合は、介護施設で亡くなる方が50%を超えています。
病院死が増え続けた時代に、「少しでもご遺体を引き取ってほしい」病院と、「一刻も早くご遺体が欲しい」葬儀社の思惑が一致し、亡くなるとすぐに「お迎えに行きます」という文化が定着しました。
自宅で亡くなった場合も、一刻も早くドライアイスを当てて受注につなげる葬儀社が増え、さらには「自宅での安置はオペレーション上効率が悪い」と、自社ホールへの誘導を促す葬儀社が増えています。
亡くなる場所は病院から自宅・介護施設に変化してます。在宅医療体制が少しずつ整ってきたことに加え、無理な延命は望まず暮らしの場で最期を迎えたいと希望する人が増え、「最期までその人らしく」という考え方が広まりました。
そんな中で、亡くなったらすぐに暮らしの場から退場、は不自然な流れです。
今回の特集では、施設から、スタッフや他の入居者と共に送り出すという取り組み「施設葬」に着目する介護施設の紹介がありました。
5年、10年同じ介護施設で暮らしている方もいるでしょう。そこではひとつの地域コミュニティが形成されています。
この放送後、「施設の負担を増やしてほしくない」という意見もありました。
誤解のないように説明しますと、これまで200件以上の施設葬に携わってきましたが、直接負担が増えるわけではありません。
葬儀・ご遺体のケア等は葬儀社が行います。あくまで住み慣れたお部屋をそのまま使っていただく、場所と「気持ち」を提供するだけです。
ご安置の間、スタッフは故人に話かけたり環境をと整えたり、片付けにいらしたご家族と故人との思い出話をしたりと、直接故人の身体のケアに携わることはなくなりますが、気持ちを寄せて送り出すことはできます。
「施設葬」は今後ますます注目されるでしょう。
今後取り組みたいと思っている施設の方のご相談も大歓迎です。
